/
2019/12/03
これはすごい。魂で描かれた本だ。魂剥き出しの圧倒的なエネルギーで描かれた本。
主人公はちょっとしたボタンのかけ違えで運悪く障害者に認定されて、それから暗闇の16年を生きていきます。
なんだろうなあ。最初のボタンの掛け違いさえなければこんな人生にならなかっただろうし、でも暗闇のなかにいる人生でもときどき芸術やまわりの人に救われる瞬間には心が浄化される気持ちになるし、「人生とは」という話になってしまう。この作品を語れる言葉を持っていない。言葉では語れない。この本の持つエネルギーの純度を落とす行為にしかならない。この作品を読んで、魂をダイレクトに揺さぶられてほしい。
アドセンス336×280レクタングル(大)
関連記事
日本中世に何が起きたか 都市と宗教と「資本主義」 網野善彦
中世史の学者、というよりも当時の論壇のスター的存在になっていた網野善彦の論考や講演集。いずれも1980年から90年代半ばにかけてのもので、この本は1997年に出たから、ベストセラーになった1978年の …続きを見る
ニューダンガンロンパV3 みんなのコロシアイ新学期 超高校級の公式設定資料集 週刊ファミ通編集部
ダンガンロンパ最新作の資料集。こちらも352ページの超ボリューム。ありがたいですね。ダンガンロンパは一作目があまりに素晴らしすぎて2と3はあまり覚えてなくて、資料集を読んでも細部が思い出せませんでした …続きを見る
地球の歩き方 東京 23区 2024~2025 地球の歩き方編集室
地球の歩き方編集部が東京を紹介したらどうなるか
巻頭はめちゃくちゃおもしろかったです
東京で体験できる和傘作りとか浮世絵作りとか、新ビルのテナント一覧とか、知らない情報ばかりで
これが続くな …続きを見る
IDOL STYLE 都築響一
東京の部屋の写真を撮り続け、『tokyo style』という伝説の本を産んだ都築響一さんの最新『style』はアイドルの部屋の写真集。
ただ、普通の部屋の写真集の構成にはなっていなくて、右ページにア …続きを見る