/
2023/12/28
いまいちばんクリエイティブなことをしているイラストレーター米山舞さんの商業初画集です。
こうしていろんな作品を連続して見ると、米山さんがアニメーター出身ということがよくわかりますね。
簡略化がうまい。
奥のベランダの柵は簡略化しない、その奥のビルは簡略化する。それだと簡略化していることが気にならない。
髪の毛もそうだし、唇も、顔のパーツもそう。
今回、ありがたいことに先生とお話する機会をいただいたので聞いてみたんです
どうして先生の作品は立体的なんですか? って
「イラストの楽しみ方って画面や本で見るだけじゃなくていろいろあると思っていて。それを次の世代のイラストレーターにも引き継いでいきたいし。全部DIYで。でも半分は趣味ですね(笑)」
考えていることが違う
圧倒的
あとなにより、YouTuberとかストリーマーみたいな層が「作品購入しました!」ツイートをほとんどしてないのがすごくいい
余談でした
この画集ですが、素晴らしいです
そして個展で立体的な作品を見ると、画集では物足りないなあとすら思う
それくらい、展示物と画集が別物
ただ唯一残念なのが、見開きイラストが多数収録されてるのね
で、本のノドにイラストがかかって、ほぼすべての見開きイラストが台無しになっている
ちょっと、回収あるかもと思うレベル
平綴じだからミスりようがないと思うんだけどな
しかも画集専門出版社がこんなイージーミスをやるかな
そこだけ次の版で直れば100点です
アドセンス336×280レクタングル(大)
関連記事
日本のロゴ・マーク50年 日本タイポグラフィ協会
フジテレビ、日本テレビ、ベネッセ、三井銀行など錚々たる企業のロゴやブランドのロゴを50年分まとめた本
すっごいし、50年前のロゴもまったく古くさくない
くまもんって、デザイン会社が1000 …続きを見る
いつもよりも具体的な本づくりの話を。 北尾修一
ネットで世界中の人に文章を読んでもらうことのできる現代だからこそ、1~2万部の紙の本を年に数冊作って小さく生きていく方法もありますよ、という本
スター編集者になるための方法論ではない、どこにでも …続きを見る
ポップス歌手の耐えられない軽さ 桑田佳祐
はじめて桑田佳祐の書く文章を読みました
桑田佳祐ほどの大物なら語り起こしかライターが書いた文章だろうな、と思っていたらガチで桑田佳祐さま御本人が執筆されていることを奥様が証言されていてびっくりしまし …続きを見る
ロッキング・オン天国 増井修
洋楽誌『ロッキング・オン』の編集長を1990年から96年にわたり勤めてきた増井修さんの解雇エッセイならぬ回顧エッセイ。
増井修ファンはロッキング・オンとの裁判の経緯が知りたいところだろうけど、そのあ …続きを見る
オタク用語辞典 大限界 小出祥子, 名古屋短期大学小出ゼミ(2022・2023年度生)
名古屋短期大学現代教養学科の学生12名が、自分たちの周りで使われているオタク用語約1,600項目を採集し、語釈と用例をまとめ、
それを辞書でおなじみの三省堂書店が監修したもの。
非公式のカップ …続きを見る
すばらしきパーティジョイの世界 坂本犬之介, オフィス新大陸
私、レトロゲームのグッズを買うのが好きで。初代ファミコンのマリオとか、SDガンダムとか。そういった、レトロゲームのグッズをメルカリとかで漁っていると、パーティジョイっていうボードゲームをよく見かけるん …続きを見る
東と西の語る日本の歴史 網野善彦
日本中世史を専攻している歴史学者、網野善彦が1982年と、比較的初期に著した日本の通史。といっても、弥生時代から始まり、著者の専攻分野だった応仁の乱、戦国時代や北条早雲の活躍した時代で著述は終わる。タ …続きを見る