先にカラマーゾフの兄弟と地下室の手記を読了しているから、それを踏まえての感想になるんだけど、
カラマーゾフの兄弟や地下室の手記は絶望を描いたものだと思うんです
罪と罰は希望の話だと思いました
巻末に解説が載っているんですが、ドストエフスキーは地方の没落貴族の子供で、父親が農民に相当な税負担を強いていたらしいんですね
それで怒った農民に父親が惨殺されたそうです
だからドストエフスキー作品にはそういった子供時代のエッセンスが含まれている、ということが書かれていて、なるほど、と思いました
罪と罰にはもちろん、カラマーゾフの兄弟にも地下室の手記にも同じようなエピソードがありましたね
誰しもいつ電車に飛び込むかわからないし、眼の前のひとを線路に突き落とすかわからないし、そういった衝動って理由もなく沸き起こるものだし
わたしから見えるあなたと、友人から見たあなたは違う人物像でしょうし、私が知っていることがすべてではないように、あなたが知っていることがすべてでもない
なんか観念的な話しかできないなあ
人間って完璧な生き物ではないですよね
精神的なところはもちろん、生物としても、免疫反応が暴走して起こる白血病だとか、筋肉が衰えてしまうALSだとか、DNAの中にバグが埋め込まれていますよね
問題(バグ)を抱えている人間という生物
そのDNAに刻まれている罪と罰を描いた作品だと思います
アドセンス336×280レクタングル(大)
関連記事
ULTRA GRAPHICS 1999-2009 ウルトラジャンプ10周年記念画集 ウルトラジャンプ編集部
ウルトラジャンプの創刊号から十周年までの表紙画やピンナップイラストをまとめた本。
でもけっこう歯抜け。1/3くらいしか載ってない。
でも各作家の画集にすら収録されてない絵があったりとけっこう貴重で …続きを見る
日本の乗用車図鑑 永久保存版: 1907-1974 自動車史料保存委員会
全写真モノクロ
時代的にモノクロ写真しかないクルマがいっぱいあるしね、しょうがない
あらゆる自動車カタログ本で唯一、タクリー号の写真とスペックが載っている
1907年当時に発売された自動車の情報 …続きを見る
POPEYE 2019年 11月号 [いま、聴きたい音楽ってなんだろう?] POPEYE
これはごっついですねえ…。素晴らしい。さまざまな人がオススメの音楽を紹介しているんだけど、そのオススメの音楽を編集部がSpotifyにプレイリスト作って全部ぶっこんで公開してるのね。2019年的な雑誌 …続きを見る
アメリカの鱒釣り リチャード・ブローティガン, 藤本和子
村上春樹のオススメ本シリーズ。
とんでもなく面白かったですねえ。
日記、エッセイ、空想、小説……小説?
小説なの?
詩人であるブローティガンの文章は幻想的だ。
また、日本人にはできない言 …続きを見る
ちびまる子ちゃん展 図録 さくらももこ
2年前くらいに銀座松屋で行われたちびまる子ちゃん展の図録です。この時期めちゃくちゃ仕事が忙しかったので、展示を見ずにグッズだけ買いに行きました。展示見なくてもグッズ買えるの、好き。
あまり表に出てい …続きを見る