/
2025/02/13
中村佑介さんの手がけたCDジャケットイラストだけをまとめた本
『Blue』や『NOW』と同じイラストが多数掲載されていたり、
『Blue』や『NOW』には掲載されているのに本書には掲載のないものもあったり、
『Blue』や『NOW』をすでに持っている人にはそれらに加えてこの本も絶対に買うべき! という本ではないんだけど、
でもCDジャケットと同じ縦横比で中村佑介のイラストを改めて感じる、というのは新たな喜びがあります
『Blue』や『NOW』で舐め尽くすように観た絵のはずなのに、本書で改めて観ると新しい発見があったり
気付けなかったことに気づけたりします
判型や装丁のなせる技なのか、なんででしょうね
『Blue』や『NOW』には掲載されているのに本書には掲載のないものを省くことでノイズがなくなり、
CDジャケット用に描かれたものだけに集中できるからかもしれませんね
掲載のないものってめちゃくちゃ大昔に描かれたものだったりするから
中村佑介の絵にも新たな発見をもたらしてくれるし、
買って損なし! です!
アドセンス336×280レクタングル(大)
関連記事
日本の歴史をよみなおす 網野善彦
日本で差別が生まれたのは何年からなのかとか、昔の日本人はほぼ農民だと思われていたけどそうではなかったとか、女性の地位が低かったのは大正~昭和だけだったとか、日本でお金の流通が始まったのはいつからだとか …続きを見る
好き? 好き? 大好き?―対話と詩のあそび R.D. レイン, 村上光彦
前作『結ぼれ』は主に2人の会話から成っている作品でしたが、本作はモノローグ、ダイアローグ、そして詩から成っています。
その詩の訳が韻を踏みまくっているので、元の本も韻を踏みまくった詩になっているんで …続きを見る
アンドロイドは電気羊の夢を見るか? フィリップ・K・ディック, 浅倉久志
『ブレードランナー』の映画を先に見ていて、しかも見たのが2010年とかだったので
「古い映画だなあ」としか思わなかったんだけど、本を読み返したら「映画もちゃんと見返さないとなあ」という気分になった
…続きを見る
ILLUSTRATION 2019 平泉康児
この2019年版だけ若干のプレミアがついてます。なぜ。
近年の『イラストレーション』のように新人中心。
面白いな、と思う一方で昔の最高な『イラストレーション』を知っているだけに「もっと行ける!」っ …続きを見る
EYE YONEYAMA MAI 米山舞 作品集 米山舞
いまいちばんクリエイティブなことをしているイラストレーター米山舞さんの商業初画集です。
こうしていろんな作品を連続して見ると、米山さんがアニメーター出身ということがよくわかりますね。
簡略化が …続きを見る
ILLUSTRATION 2013
Twitterでフォローしている絵師さんが「illustrationに掲載されました!」って呟いてて、こんな本あるんだと思って購入。2013年から毎年出てるみたいですね。
これはイラストレーターのカ …続きを見る
Distance わたしの#stayhome日記 今日マチ子
コロナ禍になってから、今日マチ子さんがTwitterで発表しつづけてきたイラスト日記を書籍化したもの。
創作は救いだ。誰にも会えずどこにも行けず心が蝕まれていく。創作活動は自分との向き合いだ。自分に …続きを見る
窓ぎわのトットちゃん 黒柳徹子
日本で一番売れた本ですね。(800万部。ノルウェイの森は日本で250万部、世界で1200万部です)
どんな内容かまったく知らなくて、「黒柳徹子さんの幼少期のことが書かれているんだろうなー」くらいで読 …続きを見る