スタートアップの落とし穴を100ワニ形式でまとめた本
スタートアップあるある4コマと、その4コマにまつわるコラムの構成
めっちゃ面白かったですねえ
見につまされるようなつらい話ばかり
ツイッターで毎話かなりバズっていて、けんすうさんも寄稿していて、この本を売るためにやれることはぜんぶやった感があります
で、ツイッターであんなにバズってるし、本自体もめちゃくちゃ面白いし、さぞ売れてるんだろうなって思ったんですよ
消化率、30%くらいだった
ちょっとショックでしたねえ
全員全力野球してこの売上って……
で、なんでなのか考えてみました
みんなスタートアップの成功体験を求めてる
スタートアップで億稼ぐ本は求めていても、スタートアップで失敗する本は求めていない、悲しいことに
僕も投資の本を作っていて、「投資で自分の資産を守る」というディフェンス的なキャッチにしようか「投資で億作る」的なオフェンスキャッチにしようか迷ったことがあって、個人的な気分ではディフェンスだったんです
だんだん不況になって、物価もあがって、絶望しかない世の中で貯金を減らさない方法みたいな、そんな気分だったんです
でもそんなこと書いても売れるわけないんですよね
みんな投資に夢見てるんだから
失敗しないために投資の本を買うんじゃなくて億稼ぎたくて本買うんだから
こんなにいい本が売れないなんて絶望だけど、いい本と売れる本は別なんですね
なるほどなー
本を買うモードのところに球を投げないとだめなんだなー