アートはどうやって価値が上がり、どうやって値段が付けられ、ギャラリーはどういう仕事をして市場を作っていくのか
日本のアートマーケットは小さい
絵を買うことも一般的ではないし、ギャラリーに行くという習慣がある人もほとんどいない
美術館に行く人ですら絵を買うという行為をしたことがある人はほとんどいない
そして日本人は金の話をすることが苦手だ
むしろ絵の値段があがったと聞くと、どこにこんな価値があるんだとか、価値が全くわからんとか、やっかみにも似た言葉を聞くことのほうが多い
だから日本人アーティストが有名になるには、海外のギャラリーと組んで名前を売って価値を上げていく必要がある
例えばオークション
オークションも、ただ単に名作をぽんと出すのと、ストーリー性をもって出すのとでは値段の上がり方が大きく違う
これこそがギャラリーの腕の見せどころで、売りたいアーティストのバリューを高め、美術館に収蔵してもらい、所属するアーティストの価値をあげていく
ギャラリーはパトロンのようなもので、所属しているアーティストの作品を買い上げたり、資金の援助をしたりする
自分が知らない世界すぎて発見の連続だった
アドセンス336×280レクタングル(大)
関連記事
30th Anniversary ドラゴンボール超史集 ―SUPER HISTORY BOOK― 鳥山明
「完全資料集」「大全集」とは名ばかりのスカスカ資料集が多いなか、この本は完璧。全部詰まってる。マンガ、アニメ、グッズ、ゲーム、全部詰まってる。ファンクラブ会報限定のマンガとかも載ってる。全280ページ …続きを見る
みどりいせき 大田ステファニー歓人
衝撃
誰の文体にも似ていない
自由
地球規模のゆらめき、量子規模のゆらぎ、若者の心情を並列に直結させ2023年に最大の輝きを放つ言葉で東京の日常を綴る
これ、僕が田舎住みの学生時代に憧れた東京 …続きを見る
世界のアーティスト250人の部屋 人生と芸術が出会う場所 サム・ルーベル
いま、日本でいちばん「心の欲しいものリスト」に入れられている本
もしくはいま日本でいちばん中身をチラ見されている本
チラ見して、素敵だけど…とちょっと考えて、お金に余裕がある時に買おうという結論に …続きを見る
日本の乗用車図鑑 1975-1985 自動車史料保存委員会
またも全写真モノクロ
1975年、普通にカラー写真あったでしょ……
しかも写真のセレクトが同じくひどくて、リヤだけの写真になんの意味があるのさ……
写真をカラーにするだけで一気に商品価値が上がる …続きを見る
利根の変遷と水郷の人々 鈴木久仁直
利根川は言うまでもなく関東一円、神奈川県以外の関東中から水をあつめ、太平洋に流れる流域面積日本一の河川だ。その利根川について書かれた本だ。内容は大きく分けて2つに分かれる。江戸時代の東遷事業と、近代の …続きを見る
令和元年のテロリズム 磯部涼
「川崎市中1男子生徒殺害事件」をきっかけに川崎の不良や在日といった暗部と、そこから這い上がり連帯する人々を描いた「ルポ川崎」の著者・磯部涼が、登戸の殺傷事件、それに触発された元農林水産省事務次官による …続きを見る
Return to AVALON -武内崇 Fate ART WORKS- 武内崇
Fateでお馴染み武内崇さんのFate画を集めた画集。ずーっとFateシリーズをやってたり、Fateにドはまりした人にとってはかけがえのない本なんだろうなあと思う。FGOしかやってない自分にとっては、 …続きを見る
FF DOT. -The Pixel Art of FINAL FANTASY- スクウェア・エニックス
ドット絵が好きです。
この本はゲーム『ファイナルファンタジー』シリーズののドット絵をまとめた本。スーファミ後期の芸術的なドット絵もいいけど、ファミコン初期のチープなドット絵も好き。
キャラクターだ …続きを見る