もっといけるだろ佐川恭一!
鬼才・佐川恭一の綴る、芥川賞穫れるかなゲームブック
ゲームブックを小説にするなんてスゴイ! 佐川恭一ウオッチャーとして見逃せない! と思って買ったんだけど、イマイチだったなあ……
ぶっ飛んだ世界が大人しめなのと、
ゲームブックって「〇〇の秘宝を持っているならP16へ、持っていないならP18へ」
だったり、
ゲームブックならではの必然性のある楽しさってあるじゃないですか
そういうのが一切なく、テキストアドベンチャーを総当りで解決してくしか方法がない
選択肢から導き出される答えも必然性がないし、(例えば予定をワードで作るかエクセルで作るかで選択肢がわかれるんだけど、それぞれの選択肢の答えがワードやエクセルである必然性がない)
せっかくゲームブック×小説 という大発明をしてバズっているのに、中身が練りきられていないのがめちゃくちゃもったいない
売れ逃した
佐川恭一、売れたくない症候群に罹っていやしないか?
マジでもったいない
中身がもっとよければ200万部行ってた
ゼロイチができたのにイチをそのまま出してる
イチを10にも100にもできたのにイチのまま出してしまった
マジもったいない
アドセンス336×280レクタングル(大)
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