しまざきジョゼさんの画集です。しまざきジョゼさんの絵は、人物が風景のひとつだからいい。あざとさがまったくないイラストが大衆から支持を得ているというだけでしまざきジョゼさんがいかにすごい人かと思う。
しまざきジョゼさんの個展に行きました。そこでサインもいただきました。
しまざきジョゼさんにお会いするのは二度目で、京都で客員教授もやられてて。ものすっごいまともな人だなーと思っていました。普段付き合いのあるアーティストがどこかぶっ飛んでいる人ばっかりだから、こんなに社会性のある人も珍しいなと思って。
そこでこんな会話をしました
「イラストレーターさんって、すごくぶっ飛んでいる人とすごくまともな人がいると思っていて、先生ってまともなタイプですよね」
「そうですね、めちゃくちゃまともですね」
「自分のここはぶっとんでいるんだけどな、みたいなところってあるんですか?」
「まったくないですね」
「ぶっとんでいる人に対して憧れとかってあるんですか?」
「それもまったくないですね。『この人まともだけど作品めっちゃぶっ飛んでるな』って人のほうがすごくないですか?」
はあー!!と思いました。
確かに!!
自分はまともコンプレックスがあって。
まともだからアーティストにはなれないという思い込みがあって。
でもまともであるからこそカッコいい、という視点は目からウロコというか、格好だけに囚われていたなと思いました。
その会話だけで値千金の価値があった。