江戸時代末期、高知県の山間部の農村を舞台に、狗神憑きとみられる集団ヒステリーが起きた。踊り狂うのは、いずれも貧しい小作人ばかり。その狂乱の推移が村の娘みつと庄屋の老旦那、そして派遣された武士たちの目線で描かれるミステリー、ホラーといった小説だ。狂乱の原因とされたのは狗神憑きだったと言われるが、憑かれた者たちは途中から狸が憑いていると言い出したり、結局のところはなんだったのか最後までわからない。だが江戸幕府が200年以上続いたにも関わらず、農村の人々が貧しいまま、土地に縛り付けられていたことが事件の一因になっていたのではないかと、国学者平田篤胤を慕う下級武士を通じて作者は語っている。というのも、信じられないようなこの事件は、実際に土佐の山中で起きており、それが複数の史料に書かれていると作者ははじめに書いており、その事件がなぜ起きたのか、作家ならではの想像力、飛躍力をもって当時の事件を再構築しているのだ。農民の貧しい暮らしぶりや、決まった時刻に毎日集団で狂い出す様などが写実的で、庄屋や下級武士たちの苦悩も今とそんなに変わらない。小作人たちが餓死するほどの飢饉が、米がほとんど穫れない山中の村にまで及んでおり、その劣悪な暮らしから逃れようとしたり、一揆を起こしたり、果ては尊皇攘夷思想が階級を問わず広がっていく様子が描かれる。狗神憑きや村八分、俗信や噂に満ちた山村でありながら、明治維新後、土佐出身の自由民権運動理論家・植木枝盛は同じ土地を「自由は土佐の山間より出づ」と讃えた。そうした時代の転換期に起きた、「ええじゃないか」の乱舞にも通じるような事件を描写した小説だ。
Perfumeのメジャーデビュー以降のほぼ全衣装をまとめた本です。実に731着。
これだけの物量があると単純に楽しいですし、同じ人物を対象としてよくぞこんな多彩な衣装を作れるなあと感動します。たぶん …続きを見る
ブローティガンが『アメリカの鱒釣り』の13年後に書き上げた小説。
これまで読んできたどのブローティガン作品よりも小説としての色合いが強い。
一般の作家ならこれは普通の小説だけど、ブローティガン …続きを見る
美容院のヘッドマッサージがすごく好きなんですが、美容院が苦手なので自分でできるようになろうと思い拝読。
かけていた眼鏡を外し、見よう見まねで本に従って頭ほぐしを試してみました。
これで合っているの …続きを見る
いまいちばんクリエイティブなことをしているイラストレーター米山舞さんの商業初画集です。
こうしていろんな作品を連続して見ると、米山さんがアニメーター出身ということがよくわかりますね。
簡略化が …続きを見る
高野秀行さんといえば、危険なソマリアに潜入したり、アヘンで生計を立てている村に住み込んでアヘンを栽培したり、
もちろん面白いんだけど、でもそんな危険なことをするなんて普通じゃないよな、と思うわけです …続きを見る
ちょっとこれはヤバいですね。心を抉られる。エモすぎる。LOすごい。
たかみち先生の絵もすごいのはもちろん、LOの表紙デザインとコピーが併記されていることで、イラストとしての魅力と表紙デザインとしての …続きを見る
アンディ・ウォーホルの人となりをまったく知らなかったので買ってみました
まったくわかりませんでした
アンディ・ウォーホルは素を誰にも明かしたことがない、ということがわかりました
彼はずっとア …続きを見る
ベースマガジンに掲載されたインタビューを中心に、ハマ・オカモト個人を紐解いていく本です。
当時のインタビューの再録あり、ハマ・オカモトのベースコレクションといった企画もあり、2020年時点での振り返 …続きを見る
東京ゲームショーの会場で購入
一般書店にも、アマゾンにも流通していません
もともとはキックスターターの返礼品だったらしい
それを日本語訳したもの
アンダーテールの資料としてこれ以上の本ない …続きを見る