/
2018/03/29
作者が素敵だと確信を持って描いた絵、セリフ、文章、物語が、第三者の目から見ても完璧に面白いという素晴らしく幸福な作品。
「面白い」ももちろんあるだろうけれど、いちばん重要なのが「素敵」という確信。
panpanyaさんは一回だけサイン会に行ったことがあるんですけど、「たしかにこの人でないとこんな夢みたいな作品は産まれない」と感じました。
たぶん、生きている世界が違う。見えているものが違う。
この国にこの時代に生まれて、どうしてそんなに澄んでいられるんですか、と思いました。
ちなみに好きなキャラをリクエストできたんですけど、主人公の名前は「主人公」でした。名前なし。
アドセンス336×280レクタングル(大)
関連記事
歴史の中で語られてこなかったこと おんな・子供・老人からの「日本史」 網野善彦
歴史学者・網野善彦の晩年の対談集。民俗学者の宮田登との3度にわたる対談を収録している。原著は1998年に出たもので、2012年に新書、2020年に文庫として3度も刊行されているところを見ると、根強い読 …続きを見る
ひろなかのなか 弘中綾香プライベートフォトブック 弘中綾香
テレビ朝日の弘中綾香アナウンサーのフォトブックというか写真集です。写真集にインタビューが6ページほどついているので「フォトブック」としたと思うんですけど、世にあるフォトブックのほとんどは駄作というイメ …続きを見る
完全版 アンネの日記 アンネ・フランク, 深町真理子
2014年、バックパッカーをしているときにアンネ・フランクの家に行きました
そこで感銘を受け、帰国後即この本を購入
でも読書習慣がなかった当時の自分は500ページの文庫本を読むのは厳しくずっと積ん …続きを見る
東京モンタナ急行 リチャード・ブローティガン, 藤本和子
ブローティガンの作品のなかでもエッセイ寄りです。というかエッセイです。
幻想的な語りをするでもなく、なにかひとつのテーマがあるわけでもなく、身の回りのことを気の向くままに綴った、彼の著作のなかでもい …続きを見る