ながしまひろみさんご本人から買った本。それをその日のうちに読むという贅沢。
ながしまひろみさん、ご自身の描かれる絵とそっくりな方でした。
38歳独身会社員が不眠症になる話。
親の寿命や自身の未婚、親戚の死と、ズキズキと刺さるテーマなのに、絵本のように読むことができました。
もちろん精神的に刺さるところはあるけれど、安心してページをめくることができる。
なんでだろうな、とこの本を解析したら、モノローグが多いからかな、と思いました。
絵本ってほぼモノローグで構成されていますよね。
「おじいさんは山へ芝刈りに」みたいな。
モノローグとセリフのバランスが絵本と似ているから絵本みたいに読めると思ったのですがいかがでしょう。
とインスタグラムで書いたところながしまひろみさん御本人から返信をいただきました
特に転載許可とかはいただいてないのですが、ストーリーに公開されていたからいいでしょう。いいと思うことにします。
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マルシェでのご購入と感想、ありがとうございます!
前作まではモノローグ無しで作っていたのですが、今回は夢の中で突飛な展開が多いことから、モノローグを入れています。
使い方が難しいなと感じていたので、そんなふうに言っていただけて嬉しいです!
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なるほど。夢と現実をつなげる鎖のような役目をモノローグは担っていたんですね。
モノローグが大きな役目を担っていたのに、優しい読後感があるのは、それでもやっぱりながしまひろみさんの言葉の選び方が優しいからだと思います。