いまいちばんクリエイティブなことをしているイラストレーター米山舞さんの商業初画集です。
こうしていろんな作品を連続して見ると、米山さんがアニメーター出身ということがよくわかりますね。
簡略化がうまい。
奥のベランダの柵は簡略化しない、その奥のビルは簡略化する。それだと簡略化していることが気にならない。
髪の毛もそうだし、唇も、顔のパーツもそう。
今回、ありがたいことに先生とお話する機会をいただいたので聞いてみたんです
どうして先生の作品は立体的なんですか? って
「イラストの楽しみ方って画面や本で見るだけじゃなくていろいろあると思っていて。それを次の世代のイラストレーターにも引き継いでいきたいし。全部DIYで。でも半分は趣味ですね(笑)」
考えていることが違う
圧倒的
あとなにより、YouTuberとかストリーマーみたいな層が「作品購入しました!」ツイートをほとんどしてないのがすごくいい
余談でした
この画集ですが、素晴らしいです
そして個展で立体的な作品を見ると、画集では物足りないなあとすら思う
それくらい、展示物と画集が別物
ただ唯一残念なのが、見開きイラストが多数収録されてるのね
で、本のノドにイラストがかかって、ほぼすべての見開きイラストが台無しになっている
ちょっと、回収あるかもと思うレベル
平綴じだからミスりようがないと思うんだけどな
しかも画集専門出版社がこんなイージーミスをやるかな
そこだけ次の版で直れば100点です