/
2023/12/28
ブローティガンが『アメリカの鱒釣り』の13年後に書き上げた小説。
これまで読んできたどのブローティガン作品よりも小説としての色合いが強い。
一般の作家ならこれは普通の小説だけど、ブローティガンにとっては実験的な小説。
ホークライン家の地下にある氷の洞窟に住む怪物を殺すために2人の殺し屋が雇われて…という話。
ブローティガンの文章は詩的な表現で読むものの心を「なんかいいな」という風にさせる天才だと思うのですが、今作のようにストーリー性が強いものだと詩的な表現もほぼ出ないし、小説としての面白さでしか勝負できなくなったしまうな、そして小説としてあまり面白くないからブローティガン幻想がちょっと薄れてしまったな、と思いました。
アドセンス336×280レクタングル(大)
関連記事
東と西の語る日本の歴史 網野善彦
日本中世史を専攻している歴史学者、網野善彦が1982年と、比較的初期に著した日本の通史。といっても、弥生時代から始まり、著者の専攻分野だった応仁の乱、戦国時代や北条早雲の活躍した時代で著述は終わる。タ …続きを見る
地球の歩き方 ゴールドコースト&ケアンズ グレートバリアリーフ ハミルトン島 2024~2025 地球の歩き方編集室
コロナ禍後にはじめて海外に行きました
地球の歩き方の信者なので本書を持ってケアンズへと
地球の歩き方あるあるなんだけど、タイトルに地名が複数あるとその観光地はそんなに見るものがない、という法則 …続きを見る
新訳 アーサー王物語 トマス・ブルフィンチ, 大久保博
全21巻から成るアーサー王物語の、アーサー王に関するエッセンスだけを抜き出して文庫1冊にしたのがこの本です
ということを最後の訳者あとがきに書いてました
アーサー王という存在はFGOで知ったく …続きを見る
GHQカメラマンが撮った戦後ニッポン ディミトリー・ボリア
僕たち私たち読書好きってのは、年に一冊出会えるかどうかっていうとてつもなく素晴らしい本との出会いが忘れられなくていまだに本を読み続けていると思うんですけど、この本がそれでした。とてつもなく素晴らしい。 …続きを見る
MUJI IS―無印良品アーカイブ くらしの良品研究所
無印良品の全商品アーカイブ
無印良品って規格にあってなかったり、認証が取れなかったりで安いものを売っている、という始まりだったよなあ、
でもいま高いものばかり売ってるよなあ、と思いながら読みま …続きを見る
Cornelius 30th Anniversary Set ばるぼら, cornelius
コーネリアスの写真集、ヒストリーインタビュー、コーネリアスが1000曲を選出したプレイリストに基づくインタビューで構成されいてる30周年記念ライブのパンフレット
インタビュアーはばるぼらさん
イン …続きを見る