たまって最高ですよね。日本最高のプログレ・バンド。
そのたまのドラム、石川浩司さんの回顧録。
文章が個性的ですねー。だからこそちゃんと本人が書いてるんだなと信頼できる。
ゴーストライターの存在があるはずもなく、語り起こしでもない。
間違いなく石川浩司さん御本人の文章。
ゴーストライターの本に価値が無いことは言うまでもありませんが、語り起こしもあまり好きじゃないです。言葉と書き文字って違うので。重みも内容も。
たまの結成までの経緯や、活動内容、メンバーの脱退から解散まで、ファンの知りたいことを綴っているのですが……逆に言うとそれしか載っていない
「俺はズギャギャギャギャーン! と大噴火した」とか「うひょひょひょひょーい! とばかりについていった」とかそんな表現ばっかり。
だからこそ石川浩司さんが書いたものだ、石川浩司さんにしか許されない表現だ! と納得できるんだけど、それで紙幅を取られるのが厳しい。なんかもっと書くことあるでしょう! と
メンバーが脱退を申し出たときの様子やイカ天や紅白に出たときの心境をものすごくスパッと簡潔に書いていて、それはもったいぶってなにも書かない人よりは断然いいんだけど、でもそういったトピックをもっと知りたいじゃない。
でもここに書いている以上のことはなかったんだろうな、とも思う。
それなのにこのシリーズの2冊目がいま出てて、「ほら! 書くことめっちゃあったんじゃん!」となってます。
アドセンス336×280レクタングル(大)
関連記事
POPEYE特別編集 部屋とシティボーイ2 POPEYE
部屋の本が好きです。古くは都築響一さんの『TOKYO STYLE』や『賃貸宇宙』から川本史織さんの『女子部屋』まで。部屋の本はだいたい買っちゃう。
それと最近、家を建てたい欲が強くて。ドアノブひとつ …続きを見る
ROCA: 吉川ロカ ストーリーライブ いしいひさいち
いしいひさいちさんがコミティアとかホームページとかで自費出版本を出されているということを2~3年前に知りました。
自費出版本は売り切れたらそれでおしまいだそうで、2~3年前に見たときにはドーナツブッ …続きを見る
U井T吾 / AVALANCHE WORKS U井T吾
U井T吾さんの画集。ISBNコードはあるものの、普通の書店では取り扱ってません。取り寄せもたぶん不可能。ネットで買うしかない。でも書泉グランデという神保町にある酔狂な書店が普通に扱っていました。神。
…続きを見る
ボクたちはみんな大人になれなかった 燃え殻
舐めてました
パターン化されたエモばっかりの小説だと思ってました
これは俺達のための小説だあ!!!
オトナの青春小説だ
男は一度愛したひとを一生背負い続けるんだよ
オレだってキミだってそ …続きを見る
最悪の事故が起こるまで人は何をしていたのか ジェームズ R・チャイルズ, 高橋健次
チェルノブイリだったり、スリーマイルだったり、チャレンジャー号だったり、人類史に残る最悪の事故はどのように起きたのか、事故が起こるまでなんの対策もされていなかったのか、どんな予兆があり、逆にだれも問題 …続きを見る
常識やぶりの天才たちが作った 美術道 パピヨン本田
めっちゃくちゃ面白い
美術ライト層である僕にとっては100点
キャンバスに線が数本引いてあるだけだったり、バナナを壁に貼り付けただけだったり、
なにを感じればいいのかわからない現代美術がどの …続きを見る
生きるよすがとしての神話 ジョーゼフ・キャンベル, 飛田茂雄, 古川奈々子, 武舎るみ
村上春樹のオススメ本シリーズ
どうして宗教は生まれたのか、どうして人間は発展してきたのか、どうして人間は猿のような本能的な暮らしをせずに文化的な暮らしを送るようになったのか、ということが書かれて …続きを見る