/
2023/12/26
『バーナード嬢曰く。』という読書マンガがありまして。作者がSF読みだからSFの本ばかり紹介されるんですけど、このリチャード・マグワイアの『HERE』は絵本みたいで読みやすい、とのことだったので挑戦してみました。
2100年の漫画や絵画って、こんな風になってるんじゃないかなあと思いました。
マトリックスの世界。
ある家の一室を、同じアングルで描いている本。30億年前から2万年未来までを描く。でもページごとに年代が変わるんじゃなくて、部屋の中にパソコンのウインドウみたいなものが表れて、一枚の絵の中に30億年前の風景と2万年の未来が同時に描かれる。脳がバグる。現代人の脳では追いつけない。現代のデジタルネイティブな子供たちは難しい機械をいとも簡単に操れるように、マルチウインドウの作品に慣れていない2022年の人類には理解できない。あとがきでクリス・ウェアが書いていた解説がこの本を端的に表している。記憶と人間と時間認識のマトリックスの視覚的再構成。
アドセンス336×280レクタングル(大)
関連記事
愛のゆくえ リチャード・ブローティガン, 青木日出夫
リチャード・ブローティガンのなかでももっとも長く、小説らしい作品。
巻末に高橋源一郎さんのコラムが載っていて、高橋さんはブローティガンのなかでもこの『愛のゆくえ』が一番好きらしい。
舞台は図書 …続きを見る
映像研には手を出すな! 大童澄瞳
既刊5刊 連載中 (2020年5月2日時点)
このサイトでは「作品は最終回を見てこそ評価が決まる」という想いから、完結した作品のみをレビューしてきました。
ですがそれだと連載中の作品を応援でき …続きを見る
ことばのしっぽ – 「こどもの詩」50周年精選 読売新聞生活部
読売新聞に寄せられた、中学3年生までが応募資格を持つ「こどもの詩」50年分ををまとめたもの
大人には書けない詩ばかり
こどもの自由な発想に驚く
どんな詩が載っているか、ちょっと引用しますね
…続きを見る
Casa BRUTUS特別編集 時代を超えて愛される、デザインの良い車。 Casa BRUTUS
現在でもデザイン的に引けを取らない名車を集めた本
表紙のワーゲンゴルフをはじめ、ルノー 4やフィアット500など、みんなが納得する名車ばかりがラインナップ
旧車とまではいかない80~90年代の車が …続きを見る
Dr.マシリト 最強漫画術 鳥嶋和彦
漫画の書き方を、漫画家目線ではなくて編集者目線から教えてくれる本
漫画家だけでなく、編集者へ向けたアドバイスも収録
マシリトってよくインタビューで「資料室にこもって漫画を読み続けていたら読みや …続きを見る
メディアはマッサージである: 影響の目録 マーシャル・マクルーハン, クエンティン・フィオーレ
スペクテイターという雑誌でマクルーハンという人物を知りまして。一大旋風を巻き起こしたという彼の著作を読んでみたいなと思って読んでみました。
サンプリングで作られた本。文章だけでなく写真やイラストも大 …続きを見る
上條淳士画集「1983」 上條淳士
僕と上條淳士先生との出会いはビックコミックスピリッツの『エイト』という作品で。
それがハチャメチャに面白くてドハマりして。でも4巻で打ちきりになって。その後に上條淳士という人物について調べたら『SE …続きを見る
ULTRA GRAPHICS 1999-2009 ウルトラジャンプ10周年記念画集 ウルトラジャンプ編集部
ウルトラジャンプの創刊号から十周年までの表紙画やピンナップイラストをまとめた本。
でもけっこう歯抜け。1/3くらいしか載ってない。
でも各作家の画集にすら収録されてない絵があったりとけっこう貴重で …続きを見る