くず紙。
これだけだとあまりにあれなので中身を説明すると、漫画編集者のインタビュー本。
普通、インタビュー本って
――どうやってこの漫画を描いたんですか?
「ふとしたときにアイデアが降りてきて~」
って形が読みやすいと思うんです。
でもこの本は
「どうやってこの漫画を描いたんですか?」
「ふとしたときにアイデアが降りてきて~」
と、質問者も回答者も同じ「」で括られているから読みづらいことこの上ない。
だからこんな事態が起こるわけ。
「これはいいキャラクターですよね」
「そうですよね」
もうこんなのどっちの発言かわからない。インタビュー本としての形をなしていないしこんな状態のものを売るべきではない。
あとこの作者と担当編集者がロフトでトークライブをやったのですがそれがまた最悪で、ゲストが激怒して途中で帰る有様。
作者と担当が最悪だと本も最悪に見えてしまう。百田尚樹の本だって今は誰も読みたがらないでしょう。
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